2020年12月21日月曜日

『街コロ通』で学ぶ、人事を尽くして天命を待つ

本記事は『ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2020』の21日目(12/21)として書いております。:https://adventar.org/calendars/5093


2年ぶり2回目の参加で2つ目の記事です。あかまどうしです。

勢いで同日にしてしまったのを少し後悔しています。

※ひとつ目の記事はこちら:https://redwizard2014bg.blogspot.com/2020/12/outdoorsurvival.html


さて引き続き、運要素が強めの(と思っている)ゲームの話を。

こちらの記事で書いてみようと思ったのは「街コロ通」

2015年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた「街コロ」の続編です。


基本的なルール、

 ・ダイスを振る

 ・出目に応じて、支払いや収入や分配をする

 ・新たな施設やランドマークを建てる

 ・指定されているランドマークを全て建てる

→勝利


は変わっていませんが、変更点もいくつかあって

 ・場に登場する施設はランダム(前作の拡張にあった選択ルールと同様)

 ・ゲームスタート時に持ってる所持金(5金)を使って3件まで施設を建築する

 ・施設カードは「1-6」と「7-12」のグループがあり各グループごとで場に並ぶ

 ・手番時のダイスロールはスタート時から2個振りが可能

 ・ランドマークは同一のセットをもらって全て建築するのではなく

  場に出ているものから選んで建築する →3件建築で勝利




という感じ。個人的には前作(拡張込の場合)よりスピード感が増したなぁと。


まぁ出目次第ですけれども(汗)


前作同様『目的のコンボが組めるかどうか』

フラワーショップコンボ


『組めたところで欲しい出目が出るかどうか』が運任せなので


うまくコンボが炸裂したときはすごく嬉しいですね。


あとはうっかりミスでキーカードを取り損ねる事がないのもありがたいですね。

(買える時に場に出てない/場に出てるときにお金がない、は多々ある)


自分のプレイスタイルは

多少、状況に合わせて牽制になるような施設を建てたりしますが

『都合のいい目を出したら勝ちやろ!』の気持ちなので

基本的には極端な構成にしがちです。


他人の出目頼りの街


余談としては

青果市場が施設カードからランドマークに昇格してて衝撃。

(前作では農業コンボのキーカードで、今作の初プレイ時に狙っていたのに出てこなくて『あれ???』ってなった)


出世したんだね・・・


というわけで


コンボを作らないと大金は得にくいが

コンボを作っても必ず稼働するとは限らない


そんな『人事を尽くして天命を待つ』みたいなゲーム(と思っている)

「街コロ」シリーズの新作、「街コロ通」の紹介でした。


そんなこんなで運ゲー・軽ゲーをぼんやりと遊んでいることが多いですが

来年も引き続き色々とお誘い頂ければと思います。


以上、あかまどうしでした。

皆さま、よいお年を。

『アウトドアサバイバル』で学ぶ、アウトドアサバイバル

本記事は『ボドゲ紹介 Advent Calendar 2020』の21日目(12/21)として書いております。:https://adventar.org/calendars/5077


2年ぶり2回目の参加です。あかまどうしです。

前回参加した2018年の記事はこちら:https://redwizard2014bg.blogspot.com/2018/12/dqc.html

今回も引き続き運ゲーの記事を書いてみようかなと。

ヤバさマシマシのやつを。

というわけで今回取り上げるのはこちら。


「アウトドアサバイバル」

アバロンヒル 1972年 James F. Dunnigan(Jim Dunnigan)作






アバロンヒル、ヘクスマップ、チット。

ウォーシミュレーション?と一瞬よぎりますが違います。

まぁ自然を相手に戦うシミュレーションではありますし、

メタ的に言うと『運』と戦うゲームではありますが。


さてゲーム内容の説明の前に『ヤバいポイント』を挙げたいと思います。

その1は

BGGでのランク(Board Game Rank)が

19901/19964 ※2020/12/20現在

絶対的なものではないとはいえシンプルにすごさが伝わると思います。


その2は

手番でできることはダイスを振るだけ

しかも多くても2回。振り直し?なんですかそれは?


それではざっくりと内容説明を。

シナリオが複数用意されていて、それに沿って遊んでいきます。

しょっぱなのシナリオ『Lost』では、

マップ中央からいずれかの端まで移動できればクリアです。




まぁ移動できればなんですけどね。

大抵の人が動けなくなります(脱落します)。



『え?ルート選びを間違えてるんじゃないの?』

と思ったかもしれませんが、

プレイヤーが自分の手番に『する』ことは以下の通りです。

 ・ダイスを振ります

 ・シナリオごとに指定された移動指示に従って可能な限り歩きます



(そう、基本的にはあてもなく直進するんです)

 ・食料や水を確保できたか確認します

 ・確保できなければ各パラメータが低下します

 ・パラメータ低下の結果を受けて活動能力値(歩数)が減ります


(イメージ通り、水の確保をミスるとぐいぐいと弱っていきます)

 ・以上を繰り返します


ね、脱落しますよね?


ちなみに地形ごとに必要な歩数が設定されているので、

方向転換と組み合わせて立ち止まることもできたりしますが、

大概はそうしたいときにできないので気休め程度です・・・



・・・運ゲーっていうか、運っていうか、『ダイスロール運』判定機ですね。


最後に。

このゲーム、(おそらくは)作られた動機として『アウトドアサバイバルとは』

を学ぶものらしく、こんな冊子がついています。




「ルールブックより厚いんですね」

「まぁ原文のルールなんて紙一枚ですし・・・」



当時の情報なので通用するものとしないものが混ざってると思いますが。

(この辺は使えそう?)




でもまぁ、やっぱり飲める水の確保ですよね。パラメータ表で表現されていた通り。

あ、今更ですがゲーム上は1手番で1日の設定です。

そりゃ丸1日水が飲めなかったらヤバいし、逆に空腹はなんとかなりますよね。

要はゲームそのものが『緩い教材』になっているという。


極限状態では判断力なんてほぼ残ってないし、

体力が尽きると歩ける地形すら制限されていき、

運が悪ければ水も食料も手に入らない。

それが大自然。

みたいな?


というわけで、『ヤバい運ゲー』兼『緩い教材

「アウトドアサバイバル」の紹介でした。


ダイスを振って右往左往したい人、

サバイバルについて学びたい人、

遊んだゲームの種類数を増やしたい人は

お声掛けいただければと思います。


以上、あかまどうしでした。

皆さま、よいお年を。


※勢いで2つ目も参加してますのでよろしければ:https://redwizard2014bg.blogspot.com/2020/12/machikoro2.html